自作自演の消防団員。。
(2008年5月24日12時19分 読売新聞)
えぇ~っ。うっそ~と思われる自作自演の消防団員のニュースは、これまでも何回かニュースに登場した。。
今回、放火したとされる消防団員の男は、本業は介護職であった。介護は「忍耐」と「奉仕の精神」が要求される過酷な職業だ。。
記事によれば、この男は、一般的な「二級ヘルパー」の資格ではなく、さらに専門的な知識と技能を備えた上級の「介護福祉士」の資格を有している。つまり本格的な介護職を目指しての十分な知識と経験も積んでいることを意味している。そんな「奉仕の精神」を学んだものが、なぜ放火なんて・・・
私が思うに、ストレスの多い介護職にあって、自分を押し殺して・・「いい人を演じる」のに?・・限界を感じてしまったのではなかろうか?・・この世界では良くある「燃え尽き症候群」である。。
それにしても、燃え尽きたといって、新たに火をつけるというのは?・・ウ~ムである。。
ちなみに自作自演の放火というと、私は、一昨年に長野県諏訪市で起きた「くまえり事件」が、真っ先に思い起こされる。当時、タレント志望だった自称「くまえり」こと平田恵里香容疑者も、放火の動機として「スカッとした」「みんなが騒ぐのが面白かった」などと供述していた。。
本件の男も、介護疲れで「スカッ」としたい気持ちは分かるが、仮にそうであったのなら、もっと別なハケ口を探して欲しかった。放火の罪は重い。ストレス発散の代償はあまりに大きい。。。