都忘れ。。
実は4月の頃から咲いていたのですが、長らくアップするのを忘れておりました。「もの忘れ」な私であります。。
我が家の花は薄ピンクと紫の二種類でありますが、色は他にもあるようです。。
謂われを調べたところ、権力闘争のあげく、承久の乱に敗退した順徳天皇が、佐渡に流される道すがら、「この花を見ると都のことが忘れられる」と、言ったとか、言わないとか・・・
失意のどん底にあった順徳天皇にしてみれば、都にも咲いていた同じ花が、ここにも咲いている・・・ということで、ともすれば、身の哀れにくじけそうになる自身の心を慰めた、という訳だ。。
そう言えば、まったくの別件ながら、やはり左遷の憂き目により飛ばされた菅原道真公も・・・東風吹かば にほひをこせよ 梅花 主なしとて 春な忘るな・・・などと詠んで、自身の心を花に託し慰めている。。
昔の人は、花に託して心を吐露するスベが上手い。。
ちなみに花言葉は、・・・「別れ」、「しばしの憩い」・・・などがあった。。