ミヤコワスレ。。
昨日は「立夏」ということで、いよいよ夏場に入りました。今日辺りは小雨も降り、肌寒い陽気ですが、これからは半袖が恋しくなる季節ですね。。
さて、写真ですが、これは「ミヤコワスレ」といいまして、「菊科」に属するモノといわれます。花や葉っぱを見ると、それらしき面影がありますねぇ。この季節、我が家の庭でも良く咲いています。。
ミヤコワスレは、その名が示す通り、歴史に纏わる逸話がありまして、所説はあるものの、要するに「承久の乱(1221年)」に敗れた順徳上皇が佐渡に流さ れた折りに、紫に咲く野菊を見て京を忘れる決心をしたというもので、当時の心境をこの花に託したことから来ているようです。。
※「承久の乱(1221年)・・・大雑把に言えば、鎌倉時代に起きた変で、当時、鎌倉幕府により、東日本を牛耳られていたことにブ~垂れて来た朝廷側が、 朝廷の権威を取り戻そうと乱を起こしたものの、失敗し、首謀した後鳥羽上皇や順徳上皇らは、その責任を取らされて隠岐や佐渡へと流されてしまった・・・と いうもの。。
その為、ミヤコワスレは紫のモノがスタンダートで、後に改良された種かどうか分かりませんが、今ではピンクや水色もあります。。
色によって、葉っぱの色が濃いのと薄いのがあるのは、主に陽当たりの良いとこ、悪いとこの差だと思います。。
紫色は既に一ヶ月近く前から咲いてますが、ピンクは奥手なのか最近咲きだしました。。
ちなみに花言葉ですが、ミヤコワスレという花らしく、・・・「別れ」・・・だそうで、こういう花言葉は、あんまり気色の良いものではありませんね。。。