神奈川県藤沢の親子心中に思う。。。
記事によれば『 主婦は、精神的に不安定になり、昨年4月から通院し治療を受けていた。』とある。なるほどぅ。柔らかく言えば「心神喪失状態」、キツイ言い方をすれば「気が狂った状態」という事になる。。。
だとしても、お腹を痛めて産んだ我が子を、11階建てのマンションから、投げ落とす事など?はたして出来ようものだろうか?・・・その後、自らも後追い自殺をしたという主婦。。その事から、県警は「無理心中」とみているようだが、信じ難い辛い事件である。。。
この主婦に、何が起ったのか分からないが、こうなる前に「何とかならなかったものか」との思いは強い。あまりの悲惨さに絶句である。。。(v_v)
今の時代、親子の情は?かように希薄になってしまったのだろうか?如何に思い余った末の結果とはいえ、犠牲になった幼い子らが、改めて不憫である。。。
この様な惨い事件を見聞きし、私は、遥か「鎌倉時代」に義経の子を身篭った静御前の悲劇を思い出した。。。
やがて、生まれて来るであろう義経の子に対し、頼朝は『女子ならば助けるが、もしも男子であれば殺せ』と命じたという。だが無情にも静御前は男子を産んだ。そして産まれたばかりの赤子を、泣き叫ぶ静御前から、無理やりに取り上げ、その後、荒れる「由比ヶ浜」の海に投げ入れたという。。。
気も狂わんばかりに泣き叫ぶ静御前。。それこそ講壇などでは、涙なくしては聞けぬ場面である。。親子の情とは?かように深きものだと思っていたが、記事の女性は、幼き我が子を、無慈悲にも11階建てのマンションから投げ落としている。しかも二人もである。。。
近頃、世間では「親子心中」事件は、珍しくないほどに増えている。それでも報道される「心中事件」を見ると?「薬物心中」とか、寝静まった中での刃物による「殺傷心中」などが多く見られる。だが記事のように、母親が真昼間、高層マンションから我が子を投げ落とす例は少ない。。。
自分を投げ落とそうとする母親を、この世の最後に見た子供たち。。事態を受け止められないまま、なすすべもなく落ちてゆく子ら・・・何とも無情である。。。(゚.゚)ノ