新聞社の配達員に質の格差が・・・・
女性の姉によると、女性は「室内で転んだまま動けなくなった」と話したといい、数日間飲まず食わずだったとみられる。回復に向かっているが、現在も入院中。
専売所によると、配達員は一月上旬、新聞が三日続けてたまっているのに気づいた。朝刊配達時の明け方にも室内の電灯やテレビがついていたことから、専売所長に「様子がおかしい」と伝えた。
所長から知らせを受けた姉が、五日市署員とともに裏口のガラス戸をこじ開けて女性宅に入り、倒れている女性を見つけた。
女性の姉によると、姉ら親族が近くに住んでいたが、足が不自由な人もおり、頻繁に行き来していなかったという。姉は「もう少し発見が遅かったら衰弱死していたかもしれない。新聞店の方に命を救ってもらった」と感謝している。 東京新聞 TOKYO WEB 2012年4月12日 朝刊
本件は、・・・新聞受けに新聞がたまっている・・・という一つの情報をめぐり・・・配達する側の質によって、かくも結果に隔たりが出てしまうものなのか・・・という例。。
というのも、つい先日のこと・・・内容は真逆ながら、溜まった新聞受けの新聞を見て、判断の分かれる行動をとっていた配達員があった。。
一方は毎日新聞の配達員(大田区東六郷)が、顧客の新聞受けに新聞がたまっているのを見て、この家は留守宅と判断し、その情報を「空き巣」の為に利用した・・・というショッキングなニュース。。
また一方は、本件のように、新聞受けに新聞がたまっているのを見て、・・・住人の身に何らかの異変が起きているのではないかと考えた配達員。。
今回の場合、その判断は店側を通じ、警察に調査を依頼し、結果、危ういところにいた老女の命を救うことが出来た・・・というめでたい話。。
今や、高齢化社会の進展に伴い、日本は、益々住人どうしの交流が希薄化してゆく流れにある。その穴を地域を巡る郵便配達員や新聞・牛乳配達員のマンパワーの手助けを借り、少しでも埋められないものか・・・との期待が高まっている訳・・・
そんな矢先に起こった二つのケース・・・つまり、困った事件と、美談?・・・
新聞社の持つ個々のカラーもさることながら、そこで働く従業員や、配達員らの姿勢により、かくも大きな差となって表れるものなのか?・・・
勿論、それらの新聞社が悪い訳ではないのは無論だが、う~むと考えさせられるニュースであったのも事実。・・・(v_v)